コーチングの勉強をしに

コーチングの勉強をしにJリーグ大宮アルディージャのアカデミーであるU12のトレーニングを見学させていただきました。

私はまだ指導者資格をもっていないので日々勉強です。現役時代の先輩からアルティージャU12の金川監督を紹介いただき杉並からいざ埼玉県の大宮へ。まず素晴らしいグランド！こんな整備されたフィールドでトレーニングが積めること、そしてそのステージを勝ち取っている選手たちが羨ましい！グランドに入ってくる選手一人一人からも自信を感じます。とはいえ今日は特にコーチの声がけに注目しながらトレーニングを見学させていただきました。

トレーニング冒頭から緊張感のある雰囲気づくりをされています。

■フィジカルトレーニング　20分

■ゴール前での攻防（１：１、１：１＋フリーマン）　30分

■５：５＋GK＋フリーマン　25分

75分！我々の感覚で言うと短いかな？と感じましたが実際トレーニングを見学すると、これは75分がちょうど良いと思えるレベルの内容。選手が12名程度のため、トレーニング中の待ち時間が短く、多くのトライができること。トレーニングとトレーニングの間の時間が短く、選手がダラダラすることはありません。そして何よりも、金川監督曰く”相手（プレッシャー）がいる中での攻守のトレーニングを相当意識している”とも教えていただき、かなり高い強度でトレーニングが実施されていきました。

注目していた声掛けの部分で言うと、優しい声がけで気づきを与えたり、意図するプレーが出たときに”良いね””うまい””それそれ！”といったポジティブな声がけも多く、事前にじっくりと練り込まれたトレーニングテーマとメニューということがよく分かります。そしてそれに確実にこたえていく選手たち。まぁ、何千人何万人の選手の中から選ばれた現時点でのエリートですから当たり前なのですが、トラップ、ボールの持ち方、ドリブルの駆け引き、パススピード、身体の向き、コントロールショット、守備でのアプローチ、全てがハイレベルでした。そんな選手たちでもトレーニング中に選手のプレーを止めてコーチが長い話をしてしまうと集中力を欠くようで、できる限り簡潔に、できれば30秒以内で伝え切ることを意識されていると仰ってました。この辺りのメリハリや緊張感の作り方も本当に長けてらっしゃいます。いやぁ勉強になります！

トレーニングテーマの重要性、強度あるトレーニングメニュー、気づきを与えるポジティブな声掛けなど多くの学びがあった1日でした。

金川監督、西脇さん、ありがとうございました！